“なんかいい”という感覚は、大抵うまく説明ができない。
私の幼少期からのお気に入りはプラレールよりトミカ、ソフビ人形より超合金ロボットでした。
それは車や機械が好きだったからではなく、金属という素材のひんやりと冷たい無機質さや、おもちゃというには手に余る重量感など
私にとって必ずしも都合の良いことだけではない物の在り方に心惹かれていたのかもしれません。
それらには実用や機能を超えて、心に訴える何かがあったのだと思います。
本作は、用と心をテーマに物と人の関係性への思考の巡りから、自らへの問いや気づきを発見するプロセスです。
IWAE|岩江圭祐
1987年東京生まれ。多摩美術大学工芸学科博士前期課程修了。
2015年より金属作家としての活動をスタートし、東京を中心に個展や企画展で作品を発表。
人間の行動原理や記憶にまつわるノスタルジックな感情から着想を得て作品を制作。
用途ばかりにとらわれない、美しくもちょっと可笑しな存在として使い手に寄り添う「要具」を制作する。
主な受賞歴にSICF22 MARKET グランプリ(2021年)。現在は、アートワークやプロダクトデザインに加え、
オリジナルの金具や什器の制作など様々な分野で活動している。
個展
2022 からからなるもの / umineue (東京)
2022 USEFUL? / spiral (東京)
2020 formation / ギャラリーイロ (東京)
2018 使えない貯金箱 / ギャラリーイロ (東京)
2016 Sign / Gallery Q (東京)
受賞
2021 SICF MARKET部門 グランプリ (spiral)
グループ展・企画展
2021 sign of existence / s+arts (東京)
2020 Meet a new art (作品提供) / 銀座蔦屋書店 (東京)
2019 ART / ARTISAN / KYOTO from PARCO / RAURAUJI (京都)
2018 PARCO の KYOTO 展 / PARCO IKEBUKURO (東京)
2017 交差展vol.10 / CROCO ART FACTORY (横浜)
2016 Shonandai Project WILL / s+arts (東京) 他
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